"溶ける水中ドローン"にトビウオ型魚雷…英海軍の近未来「潜水艦システム」計画がすごい

"溶ける水中ドローン"にトビウオ型魚雷…英海軍の近未来「潜水艦システム」計画がすごい

Written by 出水鴻正

Posted date:2017.09.05
All Photo by Royal Navy

 イギリス王立海軍(英海軍)は8月28日、次世代の潜水艦システムのコンセプトを発表。イギリスの研究者や若いエンジニアが参加したプロジェクトで、すぐの実用化を目指すものではなく「50年後」の姿を予測したもの。英海軍は、このコンセプトを元に今後の潜水艦運用のあり方のヒントにするという。英海軍の担当者はBBCの取材に対し、「このアイデアのうち1割でも現実化できれば、軍事的に世界で優位に立てるだろう」と話した。

 潜水艦のコンセプトはいくつかに分かれるが、どれも斬新なアイデアだ。“司令塔”の役割を担う母船「Nautilus 100(ノーチラス100)」は水深1000mまで潜ることができ、数ヶ月間海中に留まったまま活動できるという。アクリル製材でできた有人の潜水艦で、20人の乗船が可能。この母船をハブとし、様々な自律型無人潜水機(UUV)に指示を与えるというわけだ。

 一方、母船に付随するUUVも驚くようなアイデアが詰まっている。まず1つ目は「ウナギ型UUV」だ。母船もしくは水中基地から発射され,ウナギのような動きで海中を遊泳する。数百キロ連続で水中にとどまることができ、複数の機体が水中で交信して偵察・防諜を行い、水中通信ネットワーク網を構築することができるという。

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参照
WIRED UK
BBC News