米バージニア州が、アメリカ国内で初めて配達用ロボットを合法化した。現地メディアによると、バージニア州は、先月24日に配達用ロボットを合法化する内容の法案(SB1207)を承認し、今年7月1日から施行する。
同法案は、ロン・ビリャヌエバ(Ron Villanueva)、ビル・デステフ(Bill DeSteph)議員らが、エストニアに拠点を置く配達用ロボットメーカー・スターシップテクノロジーズ(starship technologies)の支援を受けて作成した。
スターシップテクノロジーズは、世界50の都市での配達用ロボットのテストを終えており、カリフォルニア州レッドウッドシティのドアダッシュ(DoorDash)社、ワシントンDCのポストメイツ(Postmates)社とパートナー提携している。
法案によれば、配達用ロボットは自律的に動作することが可能だが、時速10マイル(約16㎞/h)を超えてはならず、また配送する物資の重量も50ポンド(約22㎏)以下でなければならない。加えて、運用者側はロボットを常に可視圏に置く義務はないが、問題が発生した場合に備えてリモート監視を要求される。バージニア州政府は、配達用ロボットの動作について、詳細な規制案をまとめていく見通しだ。
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