AI時代にインドのサンスクリット語が有利に!?...文法が機械学習・アルゴリズムに最適

大澤法子2018年4月25日(水曜日)

インドのラム・ナト・コビンド大統領はニューデリー市内の大学で行われた講演会で、インド固有の言語であるサンスクリット語が機械学習や人工知能のアルゴリズムの作成に最も適した言語であると言及。22日、現地紙が報じた。

サンスクリット語と言えば、宗教や哲学、文学の世界で馴染みのある言語である。インド国内では現在数百種類の言語が話されているが、サンスクリット語から派生したものも多い。

サンスクリット語はインド精神の反映であるとともに科学の基盤かつあらゆる知識の体系であり、これまで世界の福祉の発展に寄与した。例えば、学問の発展に並々ならぬ影響をもたらしたインドの天文学者アーリヤバタ、ヴァラーハミヒラの他、医師のスシュルタの文献はサンスクリット語で書かれている。さらに、近年世界中で受け入れられており、女性の間で人気のヨガ、アーユルヴェーダであるが、その知識の源もサンスクリット語である。

サンスクリット語の文法は規則的かつ論理的である。ゆえに、インド国内の多くの学者の間では機械学習や人工知能のアルゴリズムを書くのに最適な言語であると考えられているとコビンド大統領は言及した。

Photo by apnikahaani.com

大澤法子

記者:大澤法子


翻訳者・ライター。1983年、愛媛県生まれ。文学修士(言語学)。関心分野は認知言語学、言語処理。医療・介護分野におけるコミュニケーションに疑問を抱いており、ヘルスケアメディアを中心に活動中。人間同士のミスコミュニケーションに対するソリューションの担い手として、ロボット・VRなどがどのような役割を果たし得るかを中心に追及。

https://roboteer-tokyo.com/about