ドローンで空撮した観光地を巡るアトラクションもあり、うまく貴陽観光と繋げているのは面白い。
ここもそうだが国内初めてのVRテーマパークと書いてあり、この国内初めてというのは今回の視察でよく出てきたワードである。これは最貧省であった場所が、まず最初にやる!という意気込みが強いように感じた。とにかく1番を取るという所に貴州としては重点を置いているのかもしれない。

街中を見るととにかくビッグデータという文字が目につく。国を挙げているなら当然であるが、人材育成等のためにも一般市民への印象づけなどもあるのかもしれない。
現在貴陽市は地下鉄がなく、移動は公共バスかタクシーで、現地の人はバイクなどを使っている。外から来た人にとっては不便である。現在は地下鉄建設中でこれができると圧倒的に交通の便が良くなる。
まだ交通インフラの整ってない状態ではあるが、急速発展をしているところを見ると昔の深センに重なる部分もある。

2日間色々と見て回ったが、今すぐここに来て何かをするには少し早いかなと感じた。ある程度形は出来上がっているが中身がまだ追いついていないような感覚である。
それでもビッグデータ領域やブロックチェーン関連企業は一部が早くからここに来ている。
貴陽が思ったよりも発展していて、可能性は秘めてる雰囲気は十分にあるので、今後もこの場所には注目していきたいと考えている。
まずは交通インフラが整ったころが良いのかもしれない、地下鉄が開通するのがいつになるか、今後の貴陽に期待したい。
【取材/文:佐々木英之】
■原文:【特集記事】貴州省貴陽視察 中国最貧省が急速発展!③
■出典:深セン経済情報
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