1秒間で29パターンのアイメイクをARで仮想体験...M·A·Cが「試用ミラー」を設置

ロボティア編集部2017年11月24日(金曜日)

化粧品ブランド「MAC Cosmetics(以下、M·A·C)」が、AR技術をつかった「試用ミラー」(Augmented Reality try-on mirror)を一部店舗で導入した。M·A·Cと関連技術で提携したのは、カナダ・オンタリオ州に拠点を構えるAR企業「ModiFace」だ。

ModiFace側の説明によれば、試用ミラーは「フェイシャルトラッキングシステム」、「3Dビデオメイクレンダリング技術」などで構成されているという。今後、店頭を訪れた顧客は、拡試着ミラーを使用してさまざまな製品を「仮想・拡張体験」できる。「1秒間で29の異なる色合いのアイメイクを体験できる」というのが、ModiFaceの主張だ。

M·A·C のTim Tareco副社長は、「ModiFaceの試用ミラーには予想以上のリアリズムと忠実度があり、ブランド特有の色味と芸術性を躍動的に生かすことができた(中略)試用ミラーが市場の版図を塗り替えるノウハウになりうる」と期待感を表わにした。

一方、ModiFaceのJennifer Tidy副社長は、「M·A·Cは非常に独特な色合いが目立つ有名ビューティーブランド(中略)AR技術を使って、写真のように躍動感あふれるビデオメイクデモンストレーション映像を再現することができ喜んでいる」と述べている。現在、AR試用ミラーは米国にあるM·A·Cストアに導入されたが、来年以降、海外のストアにも設置される計画だ。

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