一晩で2万冊の本を整理する図書館ロボット「図客」...中国大学に続々導入

ロボティア編集部
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Photo by baidu

中国の公共図書館に、本の整理を支援するスマートロボットが導入された。

中国・天津で開催された第4回世界スマート大会で、中国-シンガポール友情図書館(CHINA_SINGAPORE FRIENDSHIP LIBRARY)で業務に従事する図書館ロボット「図客」が公開された。

図客は世界初の図書整理ロボットで、南京大学・コンピュータソフトウェア新技術国家重点実験室の陈力军教授チームと南京大学図書館が共同で開発した。図書館の本の整理にかかるリソースとコストが非常に大きいという点に着目され開発されたロボットだ。現在、中国-シンガポール友情図書館だけでなく、南京大学、武漢大学、中国農業大学、香港中文大学、成都大学、同済大学、華東師範大学など多くの大学図書館に適用されていると伝えた

図客は、IoT検出、コンピュータビジョン、ビッグデータ処理、人工知能(AI)、自律移動技術などを搭載。RFID技術で書籍内に貼られたチップの位置を認識し、正確に本を整理することができる。本棚の間を走行することができ、暗闇の中でもタスクを処理することができる。

図書館には、3台の図客が導入されている。閉館後、図書整理業務を開始し、整理が完了したら図書館管理者に自動的に整理データとレポートを送信する。平均的に、個客一台につき2万冊の本を整理することができ、これは15人の従業員が寝ずに夜勤を行う業務量に相当する。

今後、他の図書館でも図客の導入も広がると予想されている。イベントで発表された「公共図書館スマート化の発展レベルの評価」によれば、中国の大半の図書館がこのようなスマートロボットを必要とすることも分かっている。

将来的に図書館に行かなくても、顧客が読みたい本のデータを送信するだけで、図客や分類・物流ロボットが連動し家まで配送してくれることができるだろう。中国のスマート図書館は、そのようなオンライン貸出をロボットが処理する方向に進むと分析されている。