インドでは木に登りココナッツを収穫するロボット「Amaran」が開発されている

ロボティア編集部
ロボティア編集部

インド・アムリータ・ビッシュワ・ビドゥヤピータム大学の、Rajesh Kannan Megalingam助教授研究チームが、木に登りココナッツを収穫するロボット「Amaran」を開発した。人間が木に登るリスクを排除するのが目的だ。

研究が開始されたのは2014年から。「全世界のどの場所においても同じヤシの木はなく、それぞれサイズが異なるココナッツの実と葉が配置されている。完璧な(収穫)ロボットをつくることは非常に難しいことだ」と研究チームは研究過程について説明している。

Amaranはリング状の形をしており、8つの車輪とモータードライバ、電源管理装置、無線通信インタフェースなどが搭載されている。上下に動くだけでなく、木の幹の周りを回ることもできる。操縦者は地上でスマートフォンアプリやジョイスティックシステムを使用してロボットの動きをコントロールする。

ロボットは目標となるココナッツに接近すると、ノコギリが装着されたロボットアームで束を切り落とす。メインバッテリが放電するとバックアップ装置が作動。安全に地上まで帰還する機能も搭載されている。

研究チームは研究段階で、傾斜60度以上の木にも登ることができることを確認した。さらにAmaranのココナッツの収穫能力を人間のボランティアと比較。収穫可能な木の高さは6.2mで15.2mまでバラツキがあったと報告している。実験段階では、ココナッツの収穫能力に長けた50歳の熟練作業者とも能力が比較された。結果、人間の方がスピードは早かったが、持久力の面ではロボットが上回ったという。

なおココナッツミルクの世界市場規模は、2018年から2026年にかけて年平均成長率6.9%で推移すると予想されている。