蜂型ロボット「ロボビーズ」、人工授粉、遭難者の探索などに使用か

ロボティア編集部
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photo by ハーバード大学マイクロロボット研究所

 研究に参加しているバッファロー校の機械科学・工学助、カシック・ダントゥ(Karthik Dantu)教授によれば、ロボビーズから放たれるレーザーは「Xboxでゲームをするときに使用する、マイクロソフト社製(MS)のキネクト(Kinect)に装着されたデバイスと非常に似ている 。既に日常で使用されている安全な技術です」とのこと。

 このライダー技術は、世界で開発中にある無人自動車が、周辺環境を解析する際にも使用されている。ダントゥ教授は、同技術は自動車メーカーが採用しているものと同じとしながらも、「我々は、この技術を1ペニー硬貨よりも小さなロボットに適用できるように小型化した」と述べている。

 今回の研究チームには、フロリダ州立大学のコンピュータ-視野の専門家であるサンジーバー・コプパル(Sanjeev Koppal)助教授らも合流。ロボビーズが周辺環境を分析および把握するためのナビゲーションアルゴリズムも平行して開発している。

 コプパル教授は「ライダーは、基本的に光パルスの“反射”を利用する」とし「非常に高速なため、小さなロボットの中に複雑な回路なしで機能を加えるのが難しい」と指摘。ただし、「超小型-ライダー装置は、約2000分の1オンス(56mg)になる予定」であり、「今後3年以内にセンサーとアルゴリズムを完成させる計画だ」としている。

 研究者たちは、この超小型ライダーセンサーが、昆虫型ロボット以外にも搭載できるという見通しを立てている。たとえば、マイクロソフト社製のキネクトと似たような、ナチュラルユーザーインターフェース(NUI)を使用するモバイルデバイスなどである。コプパル教授は「スマート衣類やスマートウォッチのようなウェアラブル技術にも転用することが想像できるだろう」と述べている。

 なお、同研究はこれまでの3年間、アメリカ国立科学財団(National Science Foundatio)から110万ドル(約1億3000万円)の支援を受け進められてきた。

(ロボティア編集部)