中国の漢方薬大手・北京同仁堂が工場に無人搬送システム導入

ロボティア編集部2018年6月9日(土曜日)

中国のCAM(China Academy of Machinery Science and Technology Group)のMTD(Machinery Technology Development)が、医薬品生産ライン向け物流ロボットシステムの開発・応用に成功した。MTDは独自の知的財産権(IP)を保有。原材料の集積、半自動輸送、完成品の自動積載、商品発送分類などを行う、複合位置認識システムが搭載された無人搬送車(AGV)、自動積載ロボット、またそれらを組み合わせた自動物流ロボット生産ラインを構築している。

同システムは、中国の製薬メーカー大手・TRTJK(北京同仁堂健康药业股份有限公司)の工場に採用された。自動物流ロボット生産ラインを適用することで、生産システムと販売システムをひとつに融合でき、生産過程のすべての情報を追跡することができるようになった。また同案件は、医薬メーカーの生産効率を向上させ、中国医薬品の品質を向上させることに繋がると期待されている。

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