中国の物流ロボットスタートアップ「ドラボット」1000万ドル以上の資金調達に成功

ロボティア編集部2018年4月5日(木曜日)

中国の物流ロボットスタートアップ「ドラボット(Dorabot=蓝胖子机器人)」が、シリーズAファンディングで1000万ドル以上の資金を調達した。今回の資金調達は、ヨンポンキャピタル(Yunfeng Capital)」が主導し、シノベーション・ベンチャーズ、エイプラスファンド、GPキャピタルなどが参加した。投資された資金は、宣伝と米国における研究開発およびマーケティング人材拡充に活用される予定。特に物流倉庫で使われる自動積載・分類ロボットの開発に力を注力する。

ドラボットは、2015年に米UPS出身の鄧小白氏らが設立した企業で、主にコンピュータービジョン、自律走行、マシンラーニング、ヒューマン-ロボット協働技術を、物流ロボットに適用する研究を行っている。今後、宅配サービス企業、物流倉庫サービス企業、EC企業を対象にした、物流ロボットを開発していく計画だ。なお物流サービスは、中国内で爆発的に成長しているビジネス分野だ。中国の宅配便市場規模は毎年50%以上しており、昨年の宅配便件数は400億件を超えた。

なおドラボットは、自律移動ロボット「MARS(Massive Autonomous Robotic Sorting Mobile Robot for Luggage)」を開発。最近、その紹介動画を公開している。

Photo by dorabot HP