手数料の安さが魅力、ロボアドバイザーが本格普及か

手数料の安さが魅力、ロボアドバイザーが本格普及か

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Posted date:2015.12.21

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photo by Wealthfront

 最近、コンピュータアルゴリズムをベースにした人工知能投資顧問・資産運用サービス「ロボアドバイザー」に、資金を預ける人が増えはじめている。ロボアドバイザーは、ロボット(Robot)とアドバイザー(Adviser)の合成語。これまで人間の資産管理の専門家(PB)が務めていた金融商品の投資相談業務を、コンピュータプログラムが各種ビッグデータおよび投資のアルゴリズムを利用して代替えする。特徴としては手数料の安さなどが挙げられ、若い世代を中心に大きな人気を得ている。

 ブルームバーグなど海外主要メディアは、経営コンサルティング会社・ATカーニーの最新レポートを引用。ロボアドバイザーの運用資産規模が2020年に2兆2000億ドル(約260兆円)に達すると予想した。これは、米国全体の投資額の5.6%の規模になるそうだ。

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photo by betterment

「手頃な手数料で米国タクシー業界を驚かせたウーバー(Uber)のように、ロボアドバイザーが米国の金融業界に新たなシステムとして定着する可能性が高い」(経営コンサルティング会社・ATカーニー)

 米国でロボアドバイザーが普及するにつれ、ウェルズフロント(Wealthfront)、ベターメント(Betterment)などのスタートアップベンチャーが急速に成長している。

 現在ベターメントは、11万1800人の資金、約30億ドルを、ロボアドバイザーで運用している。ベターメントの最高経営責任者(CEO)のジョン・スタイン氏は「会社は非常に速い速度で成長している」と明らかにした。

 大手資産運用会社の進出もはじまっている。バンガード(vanguard)は去る5月から、ハイブリッドタイプのロボアドバイザーを正式にサービスしており、チャールズ・シュワブ(charles schwab)も去る3月に「シュワブ・インテリジェントポートフォリオ」という名称でロボアドバイザー投資を開始した。モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカも市場に参入することが明らかになっている。

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参照
bloomberg.com
nypost.com
seoul economy daily