ディープラーニング for Java開発者・アダム・ギブソン氏の野望

ロボティア編集部
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dl4j顔認識
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 ギブソンCTOはDL4Jをエンタープライズ市場でも利用できるオープンソース・ディープラーニング・フレームワークだという点を強調する。ギブソン氏たちの立場からすれば、それがお金を最も簡単に稼ぐ手段となる。というのも、ディープランニングが今最も注目を集める技術なだけに、大企業はテストと実験を経て、競合他社よりもいち早くサービスを出したがる。そこに、ギブソン氏が作成したソフトウェアを使用する機会が生じることになる。

「僕たちの立場からすれば、コストを節約することができます。大企業は、データ、エンジニアリングチームなどのリソースが豊富。僕たちが同じことをやろうと思えば、費用を捻出する必要がありますが、大企業をターゲティングすれば無料で利用できます。また、さまざまな事業にも触れることができる。大企業は、僕たちのソフトウェアでそれぞれ個別の問題を解決しようとします。そのように、大企業で経験した問題やそれを解く経験をノウハウとして蓄積することができるのです」

 DL4JはApacheライセンス2.0の規定に従う分散型ディープラーニング・オープンソース・ライブラリであり、マルチスレッドと通常のシングルスレッドを両方を含むフレームワークだ。大容量のデータを迅速に処理することができる。Java、Scala、Clojureと互換性を持ち、Hadoop、Sparkと統合可能である。

「DL4Jは計6個の言語で構成されています。 Java、C ++、Javaスクリプト、オープンCL(Op​​en Computing Language)、CUDA、Scalaです。オープンCLとCUDA は、GPU分散処理のための言語です。言語ごとにオープンソースプロジェクトがあり、プロジェクト全体の生態系を構成しています」

 DL4Jはディープラーニング技術の中でも、最近最も多く使われるDeep Neural Nets(DNN)を構成するようにサポートする。つまり薄い網(ネット)が層(レイヤ)を形成する過程をDL4Jが助ける。ここでさまざまなオープンソースプロジェクトが出てくる。