韓国警察が、行方不明となっている児童の捜索にドローンを投入した。韓国の地方都市・平沢近辺で、シン・ウォンヨン君(7)が失踪し21日目を迎えた3月11日、韓国警察はドローンを投入し、山間部や海岸一帯の捜索を開始した。
韓国・平沢警察署は、シン・ウォンヨン君の調査のために、京畿地方警察庁・広域科学捜査チームのドローン1台、韓国ドローン産業協会ドローン3台を投入した。韓国ドローン産業協会は、2015年7月に設立された非営利法人で、ドローン愛好家1700人余りが参加、活動している。警察は協会側と事前にMOUを締結し協力を仰いだ。
警察はドローン以外にも、警察犬3匹、機動隊1個中隊および捜査員120名を投入して捜索を進めている。また今後、平沢海上警察も海外警備用ヘリ1台、警備艦艇8隻、海軍艦艇など5隻、水中調査および救助隊3チーム、海洋警察安全センター警察官など100人余りを投入して、調査に参加する予定だ。
CCTVでウォンヨン君の姿が最後に撮影された場所は、民家がほとんどなかった。また、コ山間部であり水路も多い。対象範囲が広いため捜査は難航しているようだ。行方不明者の捜査には大規模な人員を配置しなければならないが、ドローンを投入することで発見をスムーズに行うことができるようになるのだろうか。
なお、韓国以外の国でも、行方不明者の捜索にドローンが導入されようとしている。海外各メディアによれば、英・ウェストメルシア(West Merucia)警察や米アセンズ郡も、行方不明者の捜査にドローンを投入することを検討中だと伝えられている。
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