【ドローン・マジック】ライゾマティクス・石橋素氏インタビュー

【ドローン・マジック】ライゾマティクス・石橋素氏インタビュー

Written by 河鐘基

Posted date:2016.05.26

―ライゾマティクスリサーチがマルコ・テンペスト氏とコラボレーションした「ドローン・マジック」は、日本国内および海外から多くの注目、反響を集めています。どういう経緯で実現したのでしょうか。また、2014年末に紅白歌合戦に登場したPerfume(Perfume)の舞台でもドローン関連の演出のテクニカルサポートを担当していらっしゃいますが、ふたつのプロジェクトに共通点や違いはあるのでしょうか。

 まず時期としては、Perfumeさんの舞台が先になります。当時すでにドローンの機体やシステムは実験を繰り返していて、どのような機会に発表するかを探っていました。

 Perfumeさんが紅白歌合戦で披露した「ClingCling」という楽曲は、PVにアジアテイストの世界観や提灯を取り入れていました。そのため、紅白歌合戦の際に演出家の方々と相談して、ドローンでふわふわ浮かぶ提灯を再現するという方向に。曲の雰囲気にも合うし、技術的にもチャレンジングだということで“GOサイン”がでました。

 テクノイリュージョニストのマルコ・テンペスト氏とは以前から知り合いで、一緒に作品を作りたいと話していました。紅白後に、僕たちの方でドローンとダンサーパフォーマンスを組み合わせた作品「24 drones」を発表したのですが、それを見たマルコ氏と計画が進み、「ドローン・マジック」が実現しています。作品を公開したのは半年ほど前になりますが、準備はその約1年前から続けてきました。

 なお、紅白歌合戦と24 dronesで使用した機体は、同じものになります。ただ、紅白歌合戦の際は機体の下に提灯をつけて飛ばしていて、24 dronesでは機体の上にライトを搭載しています。

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参照
rhizomatiks