仮想現実を全身で体験!? VR用スーツ構想が続々と発表される

ロボティア編集部
ロボティア編集部

テスラスーツ
テスラスーツ photo by TeslaStudio HP

 AxonVRと時を同じくして、英スタートアップ・テスラスタジオ(Teslastudio)は、テスラスーツ(Teslasuit)なるVR用スーツを開発している。このスーツは、衣服全体に均等に搭載された「神経筋電気刺激システム(neuro-muscular electrical stimulation)」を通じて、着用者に多くの感触を伝えることができるのが特徴となっている。純粋にVR用スーツの技術力だけを見れば、AxonVRのスーツよりも優れた製品だといえそうだ。

 テスラスーツを着用したユーザーは、風や水、または熱や痛みなど、様々な感覚を仮想現実の中で感じることができるという。神経筋を刺激する電気システムには、腹筋を鍛えるためのトレーニングベルトなどに使用されている電気的筋肉刺激(EMS)や、陣痛を緩和するための電気治療などに使われる経皮的末梢神経電気刺激(TENS)が採用されている。

 また、テスラスーツは仮想現実内での“動作の自由”を実現するため、ワイヤやモーターを使用していない。先に挙げた電気を使った方法のみで、感覚や触感を再現するように設計されているという。

 なお現在、キックスターター(Kickstarter)を通じて販売されている、テスラスーツのプロトタイプモデルは2種類。装着された触覚認識システムの数に差がある。上位モデルのプロディジー(Prodigy)は、触覚認識システムが52個取り付けられており、下位モデルのパイオニア(Pioneer)は16個となっている。

 テスラスーツは販売時に開発者キットもともに提供される。購入者は、「触覚エンジンライブラリ(Haptic Engine Library)」を使って、希望する特定の環境を自ら構築することが可能だ。