フォクスコンが工場をロボット化...6万人分の雇用削減へ

ロボティア編集部
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 巷では、フォックスコンの工場における作業風景の変化を、「第4次産業革命」への突入を象徴する出来事だと見る向きが多い。

 これまで産業用ロボットは、主に基礎的な製造過程に活用されてきた。現在は、大量のデータを取得したり、人間に近い柔軟な知覚・作業をこなす方向で発展しつつある。米アマゾンの物流倉庫はすでに自動化されており、さらに人間のコミットなしで注文業務を実行するロボットの開発が進められているという。

 経営コンサルティング企業・デロイト(Deloitte)は、最近オックスフォード大学と共同で提出した報告書で、ロボットの導入により今後20年間で、仕事の35%が消えると予想している。日本の経済産業省も4月末に発表した報告書(「新産業構造ビジョン」 ~第4次産業革命をリードする日本の戦略~ 産業構造審議会 中間整理)で、人工知能とロボットの導入に対応できないと、2030年までに国内の雇用が735万人分減少すると予測している。

 日本政府は、今後やってくる技術革新に適切に対処できれば、高度のコンサルティングが必要な営業および販売職などのサービス業で、新たな雇用創出が起こるとも予想しているものの、現状を楽観視するよりも「第4次産業革命」に向けた体制作りを本格的に急ぐ必要があるとの見解を示している。