人工知能ベンジャミンが書いた脚本を映画化「サンスプリング」

ロボティア編集部2016年6月18日(土曜日)

 インターネットに公開された9分の短編映画「サンスプリング(Sunspring)」。宇宙ステーションを舞台に、男女の三角関係を描いたストーリーなのですが…。台本を書いたのは、なんと人工知能だそうです。現在、ロボット記者やロボット小説家が登場して注目を集めていますが、今回のプロジェクトでは“彼ら”が生み出した作品を人間が映画化。かなり、時代に先駆けた試みです。

 今回、脚本を書いたのは人工知能「ベンジャミン」。データとして入力されたSF映画の台本を数千本も分析・習得し、オリジナル作品を完成させたそうです。ディレクターのオスカー・シャープ(Oscar Sharp)氏、ロス・グッドウィン(Ross Goodwin)氏、ニューヨークのAI研究者らによってプロデュースされています。ともあれ、本編をどうぞ。

 ベンジャミンは、台本の他にも以下のような歌詞を創作しました。なんか、とてもそれっぽい感じの出来。今後も人工知能の発展が楽しみです。

I was a boy
I was a stranger and I
Promised to be so happy
I was a Beautiful day
I was a taller talk that I was born
And I was Ready to go
And the truth was so long ago
I was so happy and blue
I was thinking of you
I was a long long time
I was so close to you
I was a long time ago
A long long time ago
And I was Ready to go
I was A home on the road