イスラエルと韓国が産業用・水陸両用ドローンを共同開発

aerodrome_エアロドローム
photo by Aerodrome

 イスラエルのドローン企業・エアロドローム(Aerodrome)と、韓国ドローン企業ケバドローン(KEVA Drone)が、軽量・低コストの水陸両用産業用ドローンを共同開発する。開発成功時、両社は世界ドローン市場にともに参入できるものと期待を集めている。

 韓国・産業通商資源部とイスラエル経済部は20日、イスラエルでイスラエル―韓国産業研究開発財の団理事会を開き、水陸両用の商業用ドローンを共同開発すると発表した。両国は、現在、課題ごとに最大100万ドルを投じている政府支援規模を、2倍まで上方修正する案を協議中である。下半期の理事会で最終決定くだす。

 両国は1999年に技術開発協力協定を締結し、産業研究開発財団を設立した。年間200万ドルの共同基金を捻出し、両国における共同研究開発の課題をサポートしてきた。

 商業用水陸両用ドローンには、軽量で衝撃に強い素材を使用して、生産コストを削減する方針。また着陸時にレンズの方向が地面と反対方向に回転したり、自動的に開閉するなど防水機能を備えたカメラの技術も導入することにした。

 韓国のキム・ジョンファン産業技術政策官は「新産業育成のためには、国内の自社開発だけでなく、海外技術大国との戦略的な技術協力が重要(中略)イスラエルはドローン、人工知能などの新技術をリードする国だ。新技術の分野でイスラエルと国際共同研究を拡大する必要がある」と見解を示した。

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。