中国テンセントが記事作成ロボット「ドリームライター」を公開

ロボティア編集部
ロボティア編集部

テンセントが開発したロボット玩具ウェイバオ(微宝)
テンセントが開発したロボット玩具ウェイバオ(微宝)

ロボットが記事を書く時代。それは、それほど遠い未来のことではないのかもしれない。先日、中国のコンピュータプログラムが、1分で中国語約1000文字分の経済記事を書くことに成功した。2015年9月10日、中国最大のオンラインサービス企業・テンセント(騰訊)は、コンピュータプログラムで作成した経済記事を、自社のポータルサイトであるqq.comに掲載した。「ドリームライター」と呼ばれるそのコンピュータプログラムは、1分で中国語916文字分の記事を作成した。記事のタイトルは、「8月の消費者物価指数2%上昇、12ヶ月のなかで最高」。ドリームライターは先月の物価上昇について書いた後に、中国経済専門家の意見を取り上げ、記事を仕上げた。

中国紙「人民網」は、ドリームライターについて以下のような文を掲載した。

「ロボットには他にも、超高速の計算・検索能力がある。そのため1分間で1000字以上の記事を作成できる。この面では、記者に勝ち目はない。両手でタイプする速度はパソコンに及ばず、さらに取材の時間も加味しなければならないからだ」

記者という職業をロボットが代替する時代が迫ってきているのだろうか。ロボットが記者になることについて懐疑的な意見もある。というのも、ロボットは人間が持つ感性を持たないためだ。また、ロボットがマスコミの主要な機能である批判・監視の機能を持つには難しいのではないかという指摘も出ている。

「しかし業界内では、ロボットは今のところ情報を伝える原稿しか作成できず、深みのある、人物をテーマとした記事などは記者の比にならないとされている。例えば上述した余秋梅氏は女性であるが、文中では「彼女」ではなく「彼」とされていた。」(人民網日本語版)

一方で、ロボットが記者として定着すれば、コピペ記事や書き写し記事は駆逐されるという見通しも出ている。また、速報性の記事をロボットが担当し、人間の記者はより取材を綿密に行い、かつ思索を深める時間的余裕を得られるのではという前向きな意見も出てきている。

(ロボティア編集部)