ロボットが駐車を手伝うスマートパーキングが中国でオープン!?

ロボティア編集部2016年7月17日(日曜日)

 中国で車の駐車を手伝うアシスタントロボット、通称「スマートパーキング」が、10月末に南京で公開される予定だ。

 中国・深圳のイーファン(yeefung=深圳怡丰自动化科技有限公司)は7月16日、レーザー信号で動くロボットが駐車場を支援する「スマートパーキング」がオープンすると明らかにした。

 この駐車アシスタントロボットは四角形の形をしており、2分で複合型の駐車場の空スペースに車を駐車する。運転者が車両を引き渡せば、残りのプロセスはロボットがこなしてくれる。

 1台当たりの価格は1万468ドルと高額である。しかしロボットを活用すれば、駐車場のスペースを従来に比べて20〜40%もより効率的に使用することができるというのが企業側の説明だ

 中国は現在、1億7200万台の自動車が道路を走行している。毎年1900万台が新たに増加しており、2020年には2億5000万台に達すると予想されている。同社ウー・ハオ氏は、大都市の限られた駐車スペースの問題を解決するために、このロボットを開発したと説明している。世界各地で深刻化する駐車難を解決するという。

 広州駐車場連のパン・キパン副会長も「(ロボットを活用した)スマートパーキング技術は、駐車スペース不足の問題を解決するというよりも、駐車場の効率を高めるだろう」と評価している。