中国家電大手・シャオミ(Xaiomi)は9月9日に行なった会見で、AI技術を取り入れた「スマートホテル」や「スマートマンション」を20196年末月までに実現させると発表した。この計画では主に顔認証技術と音声認識技術が取り入れられ、部屋の入室は顔認証で、室内の家電は全て音声認識を利用し、部屋を全面的にAIスマート化できるという。
シャオミは今回、四川省成都市内でホテルやマンションを運営する呈祥国際大厦と協力し、同社が所有するホテル及びマンションで実験的に家屋スマート化の設備を導入していくとしている。スマート化によって、部屋への入室は顔認証でわずか2秒、室内の蛍光灯、エアコン、テレビは全て音声によって管理できることになるという。
さらに注目すべきなのはスマートホテルで検討されている新サービスだ。スマート化によって、ホテル側は客の使用した電気量、使用水量などを把握することが可能で、一定の使用量を下回った客には部屋代の割引などのサービスを提供していく計画だ。また、清掃時に使用した水量なども把握できるため、今後は客室清掃員へのKPI目標の指標としても利用していくとしている。
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