アリババが新型AIスピーカー発売…自前で開発のAIチップ搭載

ロボティア編集部
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Photo by Kejixie

中国・アリババ(阿里巴巴)が年一回主催する大規模テックイベント「雲栖大会 2019(The Apsara Computing Conference)」が9月25日から27日の日程で開催された。アリババは同カンファレンスにおいて新製品の発表を行い、「5G時代という新時代に備え、AIを駆使することで私たち人類の脳への負担を軽減させる」として、新型スマートスピーカーを公開した。

アリババが発表した「家庭大脳(住宅用スマートスピーカー)」は同社が開発したAI音声認識システム「天猫精霊(Tmall Genie)」を使った最先端新時代のホームスピーカーで、言語・視覚・ディスプレイタッチなどによって端末を操作し、端末側はAI技術を駆使して利用者の要求を理解するという。

家庭大脳を開発したアリババの人工知能ラボ「DAMO(達摩院)」は、アリババ傘下の半導体製造会社・平頭哥(Pingtouge)と共同で、音声認識の独自AIチップ「TG6100N」を開発し今回の家庭大脳に搭載している。さらに今回のカンファレンスでは、スマートスピーカーに続き、最新のスマートディスプレイも発表された。

アリババは今回発表したスマートスピーカーやスマートディスプレイに搭載している天猫精霊について、すでに660以上のIoTプラットフォームとアクセスが可能でこれまでに、自動車や家電など900のブランド、3600もの型番製品に対応しているとしている。この日アメリカでは、AIスピーカー分野でアリババのライバルと目されているアマゾンがAI音声認識システム・アレクサを搭載した音声操作可能なイヤホンやメガネなどのウエアラブル製品を発表したが、中国国内ではアレクサより天猫精霊のシェアが圧倒的に高い。アリババはまた、本格的に半導体の開発に乗り出しており7月に「XuanTie910(玄鉄910)」を発表。AIや5G、自動運転などの分野で同社のサービスへの活用が期待されている。