中国テック企業が非難されても「美人枠」採用の理由...欧米は性差別と批判

中国テック企業が非難されても「美人枠」採用の理由...欧米は性差別と批判

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Posted date:2018.09.08
Photo by Pixabay

海外メディアでも散見される「中国企業の採用には『美人枠』がある」という記事。「#metoo」ムーブメントとは完全に逆行し、ハラスメントや差別につながるとして国際的な非難もあびている。しかしこの傾向は、急成長をとげているアリババやテンセントも例外ではない。きわめて合理的であることを好み、競争も熾烈な中国社会ではこれも優秀な人材確保の戦略のようだ。

日中間の人材紹介コンサルタントたちによれば「中国企業は、ビジュアル的に美しい女性を雇う努力を惜しまない」事例によく出あうという。

たとえば、元日本人キャビンアテンダントという条件で求人を出す中国の某大手メーカーがある。彼女たちの仕事は、欧米や日本、国内大手企業のVIP対応業務。対応する社員に同行するのが仕事で、営業や交渉などの業務は行わない。報酬は最大で月額80万円という高待遇になることもあるという。

その募集詳細には、容姿に対する細かい条件も加えられている。「日本的な行き届いた気配りや、感じの良い優しい笑顔を保てること」「元CAでない場合はモデル経験者、新幹線の客室乗務員」「身長162cm以上で、そばかすがなく肌が綺麗で細身体型、容姿端麗」「28歳以下」「英語の日常会話レベルができる」「履歴書用の写真は顔写真以外に全身写真が必須」とダイレクトそのものだ。

中国企業が美女を雇いたがるという趣旨のエピソードは他にもある。数年前、四川省成都市で「美女“人材”選抜大会」なるイベントが開催された。イベントの写真を見る限り、どこの国でも開催されている美人コンテストのようにも思えなくもない。だがそのイベントの趣旨は少々異なる。実は地元の経営者と美女人材をマッチングするための場だそうで、企業関係者が気に入ればその場で即契約となるそうだ。女性たちの方も条件の良い職場に就職しようと切磋琢磨。ダンスやスピーチで鎬を削り合う会場の姿がメディアによって報じられていた。

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