中国バイドゥ、自動運転タクシー「Apollo Robotaxi」公道テスト走行開始

ロボティア編集部
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Photo by hn.people.com.cn

現在、世界各国では自動運転の実証実験が進められている。中国ではすでに自動運転バスが実用化されており、中国検索最大手のバイドゥ(百度)がその技術を提供している。こうしたなか、バイドゥはバスだけでなく、タクシーの自動運転実用化に向け、市民を乗せた試験運用を開始すると発表した。

9月26日、バイドゥは湖南省長沙市で中国初となる自動運転タクシー「Apollo Robotaxi」の試験運用を正式に発表し、実際に市民を乗せた試験走行の様子を公開した。車内の座席には、それぞれモニターが設置されており、常に自動車の外の通行人や他の自動車の走行状況を把握できるようになっている。現在は法的規制もあり、運転席に専門のスタッフを置いて万一に備えているという。

バイドゥは今後の目標として、2020年上半期までに長沙市内の70平方キロメートルをApollo Robotaxiの走行可能エリアとして実走の実現を目指していくとしている。2019年6月にApollo Robotaxiは長沙市政府から乗客を乗せた試験運転用ナンバーの発行を45枚取得し、これまで毎日7時間ほど実証実験を行い、長沙市内の道路で実験を行ってきた。

各国の自動車メーカーやIT企業が自動運転のプラットフォームの開発にしのぎを削るなか、バイドゥは2017年から「アポロ計画」を中国政府の後押しを受け、推し進めてきた。同計画には、これまで自動車メーカー大手の米フォード、独フォルクスワーゲン、独ダイムラーなどが参加してきた。日本からはホンダ、トヨタの2社が参画しており、中国で進む自動運転化に対して多くの企業が進出したいという思惑がある。また、自動車メーカーだけでなくAI技術を提供するため、マイクロソフトなども参加を表明している。