バイドゥが新ストックフォトサービス「Totem」運営開始...著作権をブロックチェーンで保護

ロボティア編集部2018年7月14日(土曜日)

中国検索大手・バイドゥ(百度/Baidu)が、ブロックチェーンベースのストックフォトサービスおよび写真著作権保護サービスである「トーテム」(Totem)の運営を開始した。

「ピックチェーンプラットフォーム」(PIC-CHAIN Platform)とも呼ばれる同サービスは、写真や画像の著作権情報をブロックチェーン上に保存し保護する。バイドゥが誇る人工知能(AI)を使ったイメージ識別技術が採用されているのもポイントだ。

著作権を保有する人物は、同プラットフォームに実名で登録申請しなければならない。申請が完了すると原作者として認証され、以後、バイドゥの画像検索・ウェブ検索結果などに内容が表示される。仮に著作権侵害が発生した場合、トーテムが法律専門家の助力を得てオンラインで著作権保護をサポートする。

トーテムは写真家、デザイナー、書家などの作家たちの登録を促している。実名認証後には、すぐに画像をブロックチェーン上に登録できる。すでに中国の有名なクリエイターたちがサービスに登録しているという。

バイドゥはトーテム以外にも、ブロックチェーン技術を活用した様々な試みを進めている。ブロックチェーン金融オープンプラットフォーム「BaaS」は、「度小満金融ブロックチェーンオープンプラットフォーム」という正式ブランド名を冠し運営が始まっている。

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Photo by Totem HP