コロナ禍の影響を受けるも世界のロボット需要はなお成長勢を維持...ABB幹部が言及

ロボティア編集部
ロボティア編集部

産業用ロボット・FAの世界的大手ABB社の幹部が、コロナ禍の影響にもかかわらず、長期的にはロボット需要が増加していくだろうと予測。特に中国ロボット市場の見通しが明るいと言及した。

9月末、中国メディアによれば、同社・自動化事業部のグローバル総裁を務める安世铭氏が、最近行われた中国の工業博覧会でビジネスに関する見通しについて言及。4〜6月には苦境が襲ったことは事実だが、世界市場における需要増加はいまだに積極的に評価するとした。特に医療分野や電子商取引などの業種において成長が著しいと説明している。

ABBは、同工業博覧会で薬局の自動化システムを公開した。2台のロボットが「薬剤師」の役割を果たし、24時間エラーなし調薬作業を行うというものだ。またスマートフォンの機能テストに使われる「IRB 1300」ロボットシリーズも展示した。

ABB側は中国市場の成長に期待感を示している。 10月からABB中国のロボット事業部責任者を務める梁锐氏は、自社がすでに中国国内で研究開発、生産、販売、システム統合、アフターサービスなどバリューチェーンを確立したことに触れ、コロナ禍にもかかわらずビジネス計画に変更がない点、また中国の展望が明るく「今後も深く根を下ろしていく」と言及している。

上海に投資して未来的なロボット工場を建設しているのも、中国重視の戦略の一環だ。この新工場では、高度な製造技術、独自の学習用機器、デジタル協業ソリューションなどが投入され、来年には本格的に運営に突入する予定だ。