中国・レノボが独自開発した産業用ロボット「晨星」を発表した。主に塗装作業に活用されるもので、リモートで環境を検出しリアルタイム通信機能をサポートする。セルフマッピング機能を有し人間の制御なしにも移動が自律移動型の産業用ロボットだ。また晨星は3Dオブジェクト認識技術とロボットアームを用い作業を実行。レノボ側は晨星の特徴について「手、足、脳を保有する」と例えている。
晨星は作業者がコントロールするロボットアームの動作・角度を学習しシミュレートする。加工作業を行う際、作業を正確に再現することで、生産と加工品質の安定性・均一性を維持できるというのがレノボ側の説明だ。
また5G通信機能やエッジコンピューティング技術を用いて、自由に複数のスペースを移動することができる。リモートコントロールが可能であり、カメラが撮影した3D映像を5Gネットワークを通じて送受信する。ユーザーは、拡張現実(AR)設備を組み合わせることで、立体的に環境を検知しコマンドをロボットに送信することができる。
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