世界的に深刻化する水不足...IoT技術をどう活用する!?

ロボティア編集部
ロボティア編集部

水質確認アプリ_k-water
k-waterの水質確認アプリ photo by k-water

■「スマート・ウォーター・シティ」目指す韓国

 韓国もまた、国を挙げて水産業に対する取り組みを行っている。政府は「スマート・ウォーターシティ」の実現を目指す。「スマート・ウォーターシティ」とは、情報通信技術(ICT)を駆使して水道水供給の全過程の水量と水質を科学的に管理し、いつでも水道水の情報を一目で確認できるような管理(Smart Water Management:以下SWM)システムが実現された地域をさす言葉だ。

 現在、それらシステムは、京畿道坡州市(キョンギド パジュ市)と慶尚北道高靈市(キョンサンブッド コリョン市)に導入されており、高い成果を上げている。 特に、スマートフォンのアプリや電子パネルで水の使用量、水質、断水情報等をリアルタイムで確認できることから、水道水に対する不安が解消され、少しずつ信頼度が高まりつつある。

 SWMシステムが設置されているマンションには、貯水槽型水質検査センサーや世代別に水道水使用量を遠隔検針するスマート流量調整システムなどが構築されている。水質汚染物質を自動的に排出する自動排水管などを通じて、各家庭の水質を検査する「ウォーターコーディネート」と屋内水道管の状態を点検して水道管洗浄までしてくれる「ウォータ
ー・ドクター」サービスを受けることができるそうだ。定期的に実施する貯水槽と蛇口の水質検査の結果は、随時公開されている。

 各家庭の水質状態と水道使用量をいつでもリアルタイムで確認することができる上に、水質を理解することで水道水を安心して飲むことができ、効率的に利用できる環境が作られる。そればかりか、水質に対する信頼と飲用の向上は、浄水機の利用やミネラルウォーターの購入費用削減につながり、経済的にも効果的であると期待されている。また、使用量を意識した水の節約も、自然に実践されるものとみられている。