テスラ社製の車両で自動走行中の事故相次ぐ!?

ロボティア編集部2016年8月5日(金曜日)

 先日、米ペンシルベニア州の高速道路で事故を起こしたテスラ社製の自動車が、自動走行(Autopiot)状態だったという報道に対して、交通当局とテスラが、立場を“保留”している。6日、米メディアは、米国道路交通安全局(NHTSA)が、今月1日の午後5時頃に起きた「モデルX(2016)」の事故が、自動走行状態にあったかどうか、情報を収集・調査していると報じた。

 車両は当時、有料道路である「ペンシルバニア・ターンパイク」を走行中、ガードレールに衝突後、いくつかの車線を横切り、コンクリート製の中央分離帯に衝突した後、横転した。

車が衝突した際に発生した残骸が、近くを通りかかった乗用車にぶつかったが、幸いにも事故による死亡者はでなかった。この事件について、日刊紙デトロイト・フリー・プレスは、運転者が警察の調査で「自動走行モードをオンにした状況で事故が発生した」と主張していると報じた。ただ同紙は、事故当時に出動した警察官、また運転者に直接、取材を試みたが連絡を取れず。また、事故報告書には自動走行に関する情報がないと説明している。

テスラ側はこの事故について「現在、私たちが保有している情報に基づくと、今回の事故と自動走行が関連していると信じるに足る理由がない」という立場を取っている。テスラ社も運転者と連絡を取ろうとしたが連絡がつかず。事故当時の状態を詳細に知ることができる情報が、車両を通じて同社に送信されていないとも説明している。テスラ社の説明では、衝突によりアンテナが故障し情報が配信されない可能性があり、エアバッグが作動したという自動通知のみ受け取っていると状態だとしている。

今回の事故は、5月7日に「モデルSセダン」が、米フロリダ州で自動走行中に事故を起こし、NHTSAが予備調査に着手したという発表があった、次の日に発生した。「モデルS」に続き、「モデルX」の自動走行モードでも事故が起こったという事実が明らかになれば、技術の安全性に対する議論がさらに加熱するものと予想されている。

テスラは、フロリダ州の事故が発生した9日後の5月16日に、NHTSAにこれを報告しており、6月30日になってようやく一般に公表している。このため、テスラが事故の情報を迅速かつ積極的に公表していないといの批判も出ている。