ロドニー・ブルックスがAI脅威論を否定「人間レベルに達するには500年かかる」

ロドニー・ブルックスがAI脅威論を否定「人間レベルに達するには500年かかる」

Written by Shinji Ikematu

Posted date:2016.10.16

 一方、コラボレーションロボットの普及は、人間の仕事を奪うことに繋がるのではないかという懸念もある。ブルックス会長は「先進国はもちろん、発展途上国でも、人々がますます工場で働かなくなり、人件費も上昇し続けていて、工場ではむしろ人を求めにくい状況だ(中略)コラボレーションロボットは、人が忌避する仕事を補完する役割をはたすだろう」としている。

 ブルックス会長は以前、MIT人工知能研究所で従事し、多くの研究者・経営者を育てあげた。1990年に教え子2人とともに設立し、現在はその教え子が経営する「アイロボット(iRobot)」は、世界的な掃除ロボットメーカーとして有名だ。また、教え子のひとりでありシンシア・ブリジール(Cynthia Breazeal)氏は、コミュニケーションロボット「ジーボ(JIBO)」を開発している。

 ブルックス会長は「多くの弟子が、小規模なロボット会社を創業しており、アドバイスをするなど支援している」と付け加えた。

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