中国漁民が謎の水中ドローンを捕獲し通報、作ったのは誰!?

中国漁民が謎の水中ドローンを捕獲し通報、作ったのは誰!?

Posted date:2015.08.25

 中国漁民が情報収集用の水中ドローン(無人機)を引き上げ、中国の情報当局に通報した。中国当局は他国が情報収集のために設置したものとみて調査に乗り出しており、その調査結果に関心が集まっている。

 8月22日、中国中央TV(CCTV)とWSJなど海外メディアによると、地元の漁民が3年前に近海で網にかけた情報収集用ドローンを、最近になって中国の情報当局に引き渡したとされる。漁民は網にかかった物体が奇妙な物体であると思ったそうだが、よく見ると魚雷と似ているということから当局に申告したという。

 中国の情報当局の初期の調査結果では、物体は水中撮影や衛星通信機器を備えた水中ドローンであると確認された。市販の商業用ドローンでは決してない。CCTVは「同ドローンは、他国の海軍が秘密裏に中国海域に設置したもの」とし、「中国の海軍艦隊活動の動向などを近距離で偵察し、情報を収集してきたものと思われる」と主張した。しかし、このドローンがどの国で製作されたかなどについては言及していない。

 現在、中国は米国とともにグローバル・ドローン市場を牽引している。中国はきたる2023年までに無人偵察機を4万2000台生産するという目標を掲げ、ドローンの開発に拍車をかけている。また、中国は時速1万2240㎞の極超音速ドローンを開発し、米国の無人偵察機の技術を追撃している。無人偵察機「翔龍(シャンルン)」と大型ステルス無人攻撃機「利箭(リージェン)」も開発中である。

 中国政府は技術流出を防ぐために、いくつかのドローン輸出禁止にしている。8月3日、ウォールストリート・ジャーナルは、中国政府がドローン、スーパーコンピュータなどを含むIT技術の輸出制限品目を増やすことにしたと報道した。同月中旬から、ドローンやスーパーコンピュータを中国から輸出するためには、一定の資格を得る必要がある。

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