日本がついにリアルガンダム開発!? 3社共同で「変身ロボ」量産へ

ロボティア編集部2016年11月13日(日曜日)

 自動車からトランスフォームするアニメのようなロボットが、現実に日本で開発されることが決まった。

 11月11日、アスラテック(Asratec=ソフトバンクグループ)、三精テクノロジーズ、ブレイブロボティクスの3社は共同で有限責任事業組合を設立。変身ロボット「ジェイダイト・ライド(J-deite RIDE)」を開発することに合意した。

 なお、このロボットの開発は、アスラテックとブレイブロボットが参加した「プロジェクトジェイダイト・ライド」の一環として、昨年6月から進められてきた。ハードウェアの設計・製作はブレイブロボットが、一方、制御用ソフトウェア「V-Sido」の開発はアスラテックがそれぞれ担当する。三精テクノロジーズ、ロボットの量産化のために参加。ロボットのデザインには、人気アニメ「機動戦士ガンダム」などで有名なメカニックデザイナー・大河原邦男さんが協力する。

 ジェイダイト・ライドは、テーマパークや各種イベントに設置され、企業広報などの目的で使用される。順次、機体サイズを大きく改良していき、2020年には5m級の「ジェイダイト・オリジナル」として完成させる計画だ。

 構想ではジェイダイト・ライドは、10秒で車に変身することができ、二本歩行も可能とのこと。自動車モードの時は、人間が運転席に座って操作することができる。ロボットが二足歩行する際の速度は時速5kmだが、足に付属した車輪を使用すれば時速30kmで移動できる。車に変身した際の最高速度は、時速60kmだ。

 ジェイダイト・ライドのプロトタイプ(約1.5m)は、14日に米オーランドで開催される「国際遊具エキスポ(IAAPA Attractions Expo 2016)」で披露される予定だ。なお最近では、トルコ企業が同様の変身ロボットを開発してSNS上で注目を集めた

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