米IDC発表:ロボット世界市場の成長率は年17%…2019年には16兆円規模へ

米IDC発表:ロボット世界市場の成長率は年17%…2019年には16兆円規模へ

Posted date:2016.12.20

 IDCはまた、ロボット担当最高役員(CRO)の役割が増大すると予想している。幅広い領域で、戦略的にロボットの導入と拡散を考える組織であればあるほど、ロボット関連のビジョン、ミッション、戦略などを専門的に扱うCROや、リーダーシップの存在が切実だという指摘である。 2019年までに30%の組織が、CROまたは類似の役割をはたす役職を導入するものと見られる。

 IDCは、ロボットが「共有された知識のネットワーク(mesh of shared intelligence)」に接続され、ロボット同士のコミュニケーション効率が向上。知能も高くなると指摘。IoTおよびセンサーでネットワーク化され、2020年までにロボット操作効率が200%増大するとの見解を示した。また2020年までに、企業向けロボットの40%がインテリジェントなネットワークに接続され、2020年までに60%のロボットがクラウドベースのソフトウェアに依存し、2018年までにコラボレーションロボットが新たに導入されたロボットの30%に達すると予想した。

 ロボットの普及で、仕事が奪われるという懸念も高まっているが、IDCはロボット関連の専門知識の格差が激しくなると予想。専門知識を持っている人には新たな雇用の機会があるが、そうでない人は失業の危機に直面する可能性があるとも指摘した。IDCは、これを「ロボット才能の危機(Robotics Talent Crunch)」と定義した。

 IDCは、各国政府がロボット関連の規制措置を実施する可能性が高いとも予想している。ロボットの代わりに労働者を雇用する企業に、インセンティブを与える方案が用意され、ロボットの安全、セキュリティ、個人情報保護などに関する規制もつくられるとする。なお、これまで自動車およびエレクトロニクス産業分野の大手企業を中心にロボットが導入されたてきたが、今後は中小メーカーにもロボット導入が拡散するとした。

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参照
roboticstomorrow.com
idc.com