養鶏世界大手が300万匹の鶏の産卵管理に「乳母ロボット」導入…巡回して体温測定

ロボティア編集部
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 CPグループ中国農食品部門のシエ・イー(Xie Yi)上級副社長は、「食品の安全性は、中国で最も重要な問題。農場から食卓まで繋がるすべてのプロセスをコントロールすることを望む。人は時折ミスをして、問題を起こすこともある。そのため完全自動化は、安定性を促進するだろう」とコメントしている。

 現在、CPグループとしては、養鶏の病気と偽食品流通などで、生産計画に狂いが生じることを懸念している。それら問題を解決するために、自主的に鶏と卵の生産と管理を開始した。

 中国において、政府がすべての養鶏加工業者を監督することは不可能である。そのため、衛生管理不良、冷蔵設備の不足、抗生物質の乱用など食品安全システムにすきが生じる可能性がある。中国ではまた、鳥インフルエンザが深刻な状況だ。昨年12月には、鳥インフルエンザが人体に感染した事例が合計106件報告され、そのうち20人が死亡した。

 食品の安全性は、中国にとっても非常に重要な問題になった。6人の死者を出した2008年の「メラニン混入ミルク事件」、そして放射能汚染魚介類や偽卵、偽餃子、偽米、偽酒など、中国人の偽食品への懸念は日増しに高まっている。

 習近平主席は、第13次5カ年計画に、食品の安全性を評価し、食品規制・監督を強化するための研究所7カ所を新設する案を含んでいる。世界保健機関(WHO)も「(中国の)食品の安全性は非常に重要な政治的課題」と明らかにしている。