韓国の次期大統領候補・李在明「AI・ロボット時代にこそベーシック・インカムが必要」...実践示唆

 また人工知能(AI)とロボット、自律走行車など、第4次産業革命(インダストリー4.0)の時代における、ベーシックインカムの必要性も示唆した。

「ベーシックインカム導入の先頭に立っているのは、皮肉なことに第4次産業革命を牽引し、人々の仕事を奪ってきたシリコンバレー(中略)彼らはテクノロジーが人間を代替することで仕事がなくなり、(自動化で)生れる利益が少数に集中することで、大衆の消費余力は低下、不平等が深刻化、最終的に資本主義体制は崩壊すると見ている」と説明した。

 またイ市長は、カナダ、アメリカ合衆国アラスカ州、フィンランド、フランスなど各国のベーシックインカムの実験例、自由主義経済学者やオバマ米大統領の発言も紹介した。

 またイ市長は、「韓国では“タダでやると怠け癖がつく”とう論理で(ベーシックインカムを)ポピュリズムと非難している」とし、「韓国初の試みとして成功した城南市ベーシックインカム実験(青年配当)を、中央政府を通じて全国に拡大するのが目標」と強調した。

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。