アマゾンが、ファッションモデルと代替可能なモデルロボット(ロボットマネキン)の特許を取得した。米特許庁(USPTO)によると、アマゾン研究組織「ラボ126」所属のソフトウェアエンジニアであるハリー・ジェームズ・ルイス・イキンス(Harry James Lewis Eakins)氏が、衣服の形態やサイズに応じて型を変えることができるモデルロボットの特許を、2013年に申請。最近になって特許を取得したという。
今回、アマゾンが特許を取得したモデルロボットは、服のサイズや性別に応じて型を自動的に調節することができる。また自動で撮影してくれるセルフカメラ機能も搭載されているので、最も良い姿勢・アングル、服の模様が撮影できるまで、ユーザーは待機しているだけでよい。
ネットで衣料品を販売する企業はこれまで、商品画像をウェブサイトにアップロードする際、モデルに服を着てもらいイメージ写真を撮影していた。モデルを雇う人件費はばかにならず、企業側は少なくないコスト的負担を強いられていた。
今後、ファッションモデルをモデルロボットに代替できれば、販売事業者は経費を削減することができる。アマゾンも独自ブランドの服を製作し、ウェブサイトを通じて販売しているが、モデルロボットを自社アパレルブランドの広報物に活用していくと予測される。