米ディズニーがドローン関連の特許出願...エレクトリカルパレードも変わる!?

Shinji Ikematu2016年11月25日(金曜日)

 インテルとともに、ドローン300台を編隊飛行させるドローン花火ショー「星が輝く休日(Starbright Holidays)」を開始したディズニー。今後も、ドローン航空ショーに力を入れていくと考えられる同社は先日、ドローン関連の新しい特許(公開番号US20160332739)を出願した。同特許には、ドローンが墜落した場合に巨大エアバッグを広げる衝突リスク軽減技術が含まれている。

 特許の詳細説明によれば、センサーが衝突や墜落を検出すると、ふたつの巨大エアバッグがドローンとプロペラ上下から飛び出し、本体を保護する仕様になっている。ドローンに搭載された加速度計が、墜落など速度変化を感知してエアバッグとして作動する仕組みだ。エアバッグは、ドローンの落下速度を減速する役割も兼ねている。

 詳細説明にはまた、「ドローン飛行時、観覧客の安全が最も重要」「ドローンが推進力を失うと、部品故障などのリスクが発生する可能性がある」とした。

 ディズニーはすでに、ドローンを利用した航空ショーのために「エンターテイメント用航空ショー、エアディスプレイのためのドローン同期制御」(US9102406)の特許も登録している。去る1月には、米連邦航空局(FAA)にディズニーランドの商業ドローン飛行許可も要請している。

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phot by USPTO