ロボット同士の論争はすでにはじまっている!?….「ウィキペディア編集合戦」の研究結果公開

ロボット同士の論争はすでにはじまっている!?….「ウィキペディア編集合戦」の研究結果公開

Written by 河鐘基

Posted date:2017.03.06


photo by wikipedia


 今年1月、米国では人工知能を搭載したチャットロボット・Googleホーム2台に対話させ、互いに意見を交換させる実験が行われた。両マシンは、数日間にわたり無数のテーマについて議論。互いの主張をぶつけあった。

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 そんなコンピューター同士の論争が注目を浴びるなか、国際学術誌・プロスワン(PLoS ONE)が、インターネット百科事典・ウィキペディア(Wikipedia)上で繰り広げられている、自動編集ボットの“編集戦争”について研究結果を紹介した。

 ウィキペディアでは、項目エラーの修正、リンク追加など、品質改善を行う編集ロボットが多数活動しているのだが、研究結果によれば、それらロボットが他のロボットが編集した内容を覆し、さらに修正を加えるという事態が続いているという。

 例えば、2009年から2010年までの一年間で、エックスキュボット(Xqbot)という自動編集ロボットは、ダークネスボット(Darknessbot)が編集した内容を2000回にわたり修正。逆にダークネスボットは、エックスキュボットが編集した内容を、1700回にわたり修正したという。内容としては、「アレクサンドロス1世(Alexander of Greece)」から、サッカーチーム「アストン・ヴィラFC(Aston Villa football club)」まで多岐にわたるという。

 人々が論争を繰り広げたり、文献を修正する作業には、ある程度、時間的な限界がある。まず体力がもたないし、論争を繰り広げることにほどなく飽きることが大半だからだ。ただ、編集作業を担うボットやソフトウェアプラグラムは、疲れることも、飽きることもなく、24時間にわたり“論争”を続けている。

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参照
journals.plos.org
sciencealert.com