IoTや自動走行に必須な「5G」世界で競争激化…2035年には1382兆円市場

ロボティア編集部
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 このような精密な作業を行うためには、短時間に多くのデータを途切れることなく安定して伝送し続ける必要があり、従来の4Gでは難しいとされてきた。なお、5Gは1秒に送れるデータ量が、4Gの10倍以上とされている。また、映像の高解像度化やCGによる立体化など、コンテンツのリッチ化においても、衛生放送や光ケーブルによる伝送はコスト面を含めて限界があるため、5Gによる解決が大いに期待されている。

 韓国では、2017年2月から平昌(ピョンチャン)で開催される冬季五輪に合わせ、最新の5G技術を公開すると提言している。平昌冬季五輪の公式スポンサーであるKTは、超高精細映像をリアルタイムで伝送するサービス「シンクビュー」や様々な角度で試合を観戦できる「リアルタイム360度バーチャルリアリティ(VR)」、「超高画質の遠隔ホログラムサービス」など5G技術を取り入れた先端スポーツ中継サービスを提供する見通しだ。

「シンクビュー」では、超小型カメラに移動通信モジュールを搭載し、5Gの基盤システムであるアクティブアンテナを通じて超高画質な映像をリアルタイムで配信する。先日、ボブスレーの競技で行ったテスト視聴では、時速120km~150kmで駆け巡る選手視点での臨場感溢れる映像を提供した。

 一方、「リアルタイム360度バーチャルリアリティ(VR)」ではタブレットやスマートフォンを通じて、会場だけでなく選手の控え室やインタビューまで同じ空間にいるような臨場感を提供する。

 期待が高まる一方、5Gが仮に商用化されたとして、いきなり全てのネットワークが5Gとなるわけではない。5Gは電波の到達距離が短い高周波帯域を使うことから、当分の間は4Gを併せて使用することが予想される。 アクセスが集中しやすい都心には5G、市外地域は4Gを並行して使用するなど、5Gの利用にはある程度の条件が見込まれている。