韓流ビックカップルの結婚式に中国芸能メディアが「ドローンパパラッチ」投入し物議

ロボティア編集部2017年11月4日(土曜日)

韓流ビックカップルとして話題になっているソン・ジュンギ&ソン・ヘギョの結婚式会場にドローンを飛ばし、その様子をSNSで生中継した中国メディアに違法との判断が下った。

中国メディア「i feng.com」は10月31日、ソウル中区新羅ホテル迎賓館で行われたふたりの結婚式当日、ドローンを飛ばし、その映像を中国SNS「ウェイボー(微博)」で生中継した。同メディアは、ホテル一帯にドローンを飛ばしたが、所属事務所やホテル新羅側に事前告知していなかった。

韓国国内の航空法上、ドローンは「超軽量飛行装置」に分類されている。超軽量飛行装置を法律に抵触した形で使用する場合、航空安全法161条違反となる。ふたりの結婚式が行われた新羅ホテル一帯は、ドローンを飛ばすことができない「A級飛行禁止区域」に指定されていた。

また航空法によるとドローンを使用して個人情報などを収集する場合、各法律で定める決まりに従う必要がある。韓国の個人情報保護法は、個人のプライバシーを著しく侵害するおそれのあるシーンを撮影してはならないとしている。ソン・ジュンギとソン・ヘギョのふたりは「結婚式はプライベート」と強調しており、中国側のドローン撮影は「盗撮」に該当するとされた。

韓国のドローン空撮関係者のひとりは「ドローンを飛ばす際には各国の法律を遵守するとともに、プライベート保護を徹底する必要があるという事実を知らすための、象徴的な事件になった」とコメントを残している。

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