3億人の“睡眠障害市場”を狙う...マインドフルネス機能を搭載の純中国製ロボットが登場

ロボティア編集部2017年12月4日(月曜日)

中国のロボットメーカー・Robot4Uが、睡眠障害を解決するロボット「SHUILA」を発表した。同製品は、中国が知的財産権(IP)を持つ人工知能(AI)技術が適用された、“中国純正の睡眠ロボット”という位置付けだ。

現在、中国では3億人を超える人々が睡眠障害に苦しんでいるという。SHUILAは、脳波調整、音楽アシスト機能に加え、「催眠無念誘導(マインドフルネス誘導)」機能でユーザーの睡眠を支援する。

催眠誘導機能には、Robot4Uが中国科学院心理研究所とともに開発した「ディープスリープシステム」が採用されている。中国科学院は中国政府傘下の最高学術機関である。Robot4U側の説明によれば、催眠誘導で「無念」状態を生み出し、心身弛緩および安定を提供するという。言い換えれば、心理的ストレスを緩和・軽減し、ユーザーの睡眠を支援する仕組みということになる。

SHUILA には脳波を最適化し、睡眠状態から素早く脱するための機能も搭載されている。VIP顧客になると、クラウドサービスを通じた心理専門家の診断支援、AIオンラインコンサルティングサービスも受けられる。自然言語による会話も可能で、認識率は90%以上。すでに販売が開始されており、価格は4999元(約8万4500円)となっている。

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Photo by robot4u.com