【中国フィンテック裏話】深セン出張中に交通取締に遭いスマホ決済で罰金を払った話

【中国フィンテック裏話】深セン出張中に交通取締に遭いスマホ決済で罰金を払った話

Written by 出水鴻正

Posted date:2017.12.07

しかし、ホテルに到着して違反キップをよく見てみると、処分の項目にはたしかに「罰款(罰金)」となっており、「15日以内に払え」との表記が。そして違反キップの一番下にはなんと、QRコードが付いておりアリペイやWeChat Payで罰金を支払えるとあったという。ちなみにA氏は中国に銀行口座がないので、チャージはできないが、現地在住の日本人に現金を渡し、送金機能を利用してWechat Payを出張中に頻繁に利用していた。

QRコードをスキャンすると深セン交通警察の決済画面が立ち上がった!(A氏提供)
こちらが支払画面。罰金は即納付された(A氏提供)

「今後も中国出張の機会があると思うので、出入国で変な記録を付く可能性があるなら、払ってしまおうかと。そもそも交通ルールを守らなかった僕が悪いし、わずか300円だったから……。で、iPhoneでQRコードをスキャンして払っちゃいました。深セン出張では、今までもあらゆる決済をスマホでして、その便利さに感動していたんですが、まさか交通違反の罰金もスマホ決済できるなんて、驚きましたよ」

あらゆる商店や屋台、市場での買い物から、物乞いへの施しまで、あらゆるシーンでスマホ決済が広がっている中国だが、警察など政府系機関でも導入が進んでいるようだ。一方で個人情報と紐付いた違反履歴や罰金支払履歴がデータベース化され、どのように“利用”されるか不安な面もある。さておき、日本にいようと海外にいようと交通ルールを守るのは当たり前。A氏のような行動は慎むべきだ。

 

1 2