インド初のロボットレストランがチェンナイOMRに登場

ロボティア編集部2017年12月19日(火曜日)

インドのチェンナイに、ロボットがサービングしてくれるレストランが登場した。

餃子が有名なチェンナイ・オールドマハーバリプラムロード(OMR)の中国レストラン・モモ(MOMO)は、ゲストに商品を提供するためロボットのウェイターを雇った。「ロボット」という新しい名前でリニューアルオープンしたレストランでは、4台のロボットが稼働。今後、ロボットをテーマにしたレストランを目指す。

同レストランは、Venkatesh Rajendran氏と、Karthik Kannan氏によって設立された。Venkatesh 氏はIT企業出身で、OMRに飛行機内部のようなコンセプトのレストランも所有している。Karthik氏は、「モモは美味しい餃子で人気があったが、特別なものではなかった。何か新しいことを見せたかった」と話している。

Karthik氏はまた、ロボットレストランが日本、米国、欧州、バングラデシュのような国にはすでにあるが、インドにはないいという事実も指摘。今回のロボットウェイター導入の背景になったと説明する。レストランの顧客は、テーブルに配置されたiPadを通じて中国およびタイ料理を注文することができる。

注文はキッチンのシステムに直接送られ、料理が用意されるとロボットが料理を配膳する。ロボットはバッテリーで動作し、センサーで制御される。複数のテーブルに配膳するべき料理を把握しており、誰かが道をふさぐと停止するようプログラミングされている。

Karthik氏は「レストラン事業は、食べ物に関するものだけではなく、経験も同様に重要」と指摘。レストランでは、ロボットとの写真コーナーも提供されている。価格も“戦略的”だとされている。 食事をふたりで行った場合の平均費用は約1000ルピー(約1750円)。創業者たちは、より多くの支店を設置するとともに、ロボットをアップグレードし、ロボットレストランの成功の可能性を示す計画だとしている。