【イベントルポ】VRのアイデア満載! リクルート「ATL SHOWCASE フェス 2017」に行ってみた

ロボティア編集部
ロボティア編集部

次いで、「そこに西瓜はあるのかい」という作品も、とても興味深いコンセプトだった。開発したのは、「冨永敬と増田雄太と大西拓人」(チーム名)のメンバーたち。ちなみに、メンバー三人の本職はそれぞれ、テレビディレクター、広告プランナー、テクニカルディレクターとのこと。普段から一緒にモノづくりを行うことがあるそうだが、ATLではVR関連のコンテンツに挑戦したという。

「そこに西瓜はあるのかい」を端的に説明すると、“スイカ割りゲーム”なのだが、本来のゲームルールとは異なる点がある。それは「スイカを割る人の視界を遮られない」というものだ。

もう少し詳しく説明しよう。VRゴーグルを装着したメンバーの前には、海辺と砂浜、そしてスイカが映し出される。そして、コントローラーを持ったメンバー(ゴーグルはつけていない)に、スイカの位置を知らせる役目を担う。一方、コントローラーを持ったメンバーは、現実には何もない空間でスイカがあるであろう位置を探す。そして、コントローラーを振り下ろし、見事に“仮想スイカ”を割ることができればゲーム成功となる。

開発メンバーは「VRゴーグルをつけると周囲の人間には何も見えず、状況が伝わってこない。現実空間と仮想空間を繋いで、1対多の構造で楽しむコンテンツを作ろうと思った」と開発の背景を説明してくれた。

「冨永敬と増田雄太と大西拓人」のライトニングトーク

そして、今回のショーケースでもっとも尖った作品となったのが「VR招かれざる客」。開発したのは、クリエイターの393さんだ。「VR招かれざる客」は、VRゴーグルを装着したユーザーが美少女に変身。仮想インテリア空間内に次々と現れる変態を、ただただ撃退するというものである。なお、変態のモデルとなったのは393さん本人だそうだ。

VR招かれざる客のキャプチャー画像
視覚食~シカクショック~

その他にも、醤油をかけたミカンのお寿司をイクラ味と錯覚させる「視覚食~シカクショック~」(Iden&Tityさん)や、東北応援キャラクター・東北ずん子ちゃんとコラボにより実現した「東北ずん子VR」(株式会社エンタップ)、HoloLensでたき火と焼き芋を再現した「HoloTakibi」(田中正吾さん)など、多くの作品が展示された。全作品の詳細はこちらより確認できる。