【確率99%以上!?】人工知能で「地球外生命体」発見するプロジェクト始まる

【確率99%以上!?】人工知能で「地球外生命体」発見するプロジェクト始まる

Posted date:2018.04.04
Photo by Snapwire(via pexels.com)

人工知能(AI)で宇宙空間を分析し、生命体が存在可能な場所を探査する研究が進められている。地球外生命体や天文学を研究する人々の多くは、宇宙に生命体が存在する確率を「99%以上」と主張するが、人間が現時点で保有している技術では、その存在を確実に把握することはできていない。それでも、テクノロジーが発展し、生命体が存在できる環境を見つけ出すことができれば、ゆくゆく人間が移住・生活できる環境を探し出すことに繋がるかもしれない。

英プリマス大学の研究チームは、人工ニューラルネットワーク(ANN)を駆使して、惑星を5つのタイプに分類。それぞれのタイプの惑星で、生命体が生存できる可能性を推定することにより、今後、インターステラー(惑星間)探査任務に活用できるという研究結果を公表した。今回の研究は、4月4日に英リバプールで開催される欧州天文学会(EAS)と王立天文学会(RAS)の合同年次大会「欧州航空宇宙科学週間(EWASS)」の学術大会で発表される予定である。

人工ニューラルネットワークは、人間の脳の学習方法を模倣したシステムだ。同システムは、機械学習に活用される主要ツールのひとつで、人間の脳が処理するにはあまりにも複雑なパターンを識別する際に有用である。

プリマス大学ロボット・神経システムセンター研究員ら同研究チームは、ニューラルネットワークを、惑星を「現在の地球に最も似たタイプ」「初期の地球に最も似たタイプ」「火星タイプ」「金星タイプ」「土星の衛星であるタイタンタイプ」など、5つのタイプに分類するように訓練させた。5つの分類タイプは、いずれも大気があり、岩石で構成された惑星と衛星。太陽系では、生命体が住むことができる可能性が最も高い星とされている。

太陽系の5つの惑星および衛星の大気観測スペクトルを入力すると、人工ニューラルネットワークは探査の対象となる星を、各タイプに分類する。なお、生命体はまだ地球上にのみ存在することになっているので、分類は「生命の確率(probability of life)」という尺度が使用される。同尺度は、比較的よく知られている5つのターゲットタイプの大気および軌道特性を踏まえ作成されたという。

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