ベトナム最大のIT企業・FPTが人工知能に大規模投資...AIコンプレックス設立へ

ロボティア編集部2019年5月13日(月曜日)

IcT分野で急速な成長を遂げるベトナム最大の通信企業・FPTコーポレーションが、人工知能(AI)への大規模投資に乗り出すとして注目が高まっている。現地メディアによれば、FPTは今月8日、AI教育・開発のためのコンプレックス建設について南中部地方のビンジン省人民委員会の承認を受け、4兆5000億VND(1億9313万ドル)を投資することになった。着工は2019年で完成予定は2025年だ。

同AIコンプレックスは、ベトナム全土に向けてハイテク人材および技術、なかでもAI技術を提供する方針。FPTのTruong Gia Binh会長は、ビンジン当局とFPTの代表間会議で、クイニョン(ビンジン省の省都)の土地約100ヘクタール割り当て、FPTグループがAIコンプレックスを建設。残りの1〜 2ヘクタールに高校を建てることを提案したという。現地メディアは、FPT会長がクイニョンをベトナムのAIハブにしたい意向を持っていると伝えている。

Photo by Marcus Nguyen