ミャンマー発 AIダイニングアプリ「Yathar」をしかける日本人起業家

今年4月にミャンマー第2の都市・マンダレーに支社を開設

一方で、食に関するあらゆる行動をYathar上で解決できるようにしていきたいとも市川氏。デリバリーや飲食店の求人、また決済が一気に解決できるバーティカルなアプリとしてグレードアップしていく構想を進めているという。

「また、東南アジア、東アジア、また欧州など他地域でも使えるようにサービスを拡充していきたい。もともと多言語対応してきた背景にも、サービスをミャンマー以外に横展開するという当初の意図がありましたし、モデルケースを確立した後はグローバルなサービスを目指していきたいと考えています。それでも、まずはミャンマーでひとつの成功体験を得ることが当面の目標。ミャンマー市場や顧客の要望に耳を傾けながら、地に足がついたサービスとして洗練させていきたいです」

Yatharは現在、Yatharはシードラウンド、プレシリーズAラウンドを経て、今後はシリーズAラウンドの資金調達に向け準備を進めているという。市川氏は起業や新たなビジネスを志す日本の若者にも、世界にどんどん飛び出してほしいとエールを送る。

「日本にいるとついコンフォートゾーンの中だけに留まってしまいがち、現在は勇気さえあればすぐに世界に飛び出していける。航空機のチケットもとても安くなった(笑)。日本の元気な若者が、アジアや世界で活躍するような未来は、私個人にとってもとても楽しみです」

ミャンマーの地で日本人が起業したベンチャーから、世界に飛び立つAIダイニングアプリが登場するのだろうか。今後の成長や続報がとても楽しみだ。

■写真提供:Yathar

※本記事はファーウェイ・ジャパンのデジタルオウンドメディア「HUAWAVE」掲載の「ミャンマー発・AIダイニングアプリ「Yathar」をしかける日本人起業家」を加筆・再編集したものです。

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。