米モバイルロボットスタートアップ・Clearpath Roboticsが、室内移動型ロボットプラットフォーム「ディンゴ」(Dingo)を発表した。マカオで開催されている国際ロボット会議「2019 IROS」で公開した。
ディンゴは軽量かつコンパクトな室内用モバイルロボットプラットフォーム。コストが安価で簡単にプログラミングが可能となっており、研究・教育用に適していると企業側は説明する。毎秒1.3mの速度で移動することができ、最大可搬重量は20kg。全方向に動くことができる車輪を備えておりROSをサポートする。
ディンゴはまたホイールエンコーダ、プログラムが可能なフロントLEDライト、ペイロードマウントシステムなどを備えており融合センサ、マニピュレータ、第三者ハードウェアなどを接続できるポートを提供する。
Clearpath Robotics側は、低コストでマルチロボットシステムを使用することができるのが利点とディンゴを紹介。自律ナビゲーション、モバイルマニーピュレーション、マッピングなど、さまざまなロボットアプリケーション開発に活用することができる上、教育チュートリアルも提供されるためユーザーフレンドリーだとしている。
Photo by Clearpath Robotics