カナダのチェリサリックス・ベンチャーキャピタル(Chrysalix Venture Capital)が、オランダのデルフト工科大学(Delft University of Technology)のロボット実用化センターである「ロボバレー(RoboValley)」と協力し、1億ユーロ(約122億円規模)のロボットファンドを設立すると明らかにした。
今回、運営が決まった1億ユーロ規模のファンドは、世界中のロボットスタートアップを対象に投資を行う予定だ。ロボットの部品技術、知能型ソフトウェアなどを開発するロボットメーカーの初期資本と、シリーズAの資金調達を集中的にバックアップする。
ロボバレーの関係者は、「ロボット分野は、私たちが生活を営む方法に根本的な変化をもたらすだろう(中略)21世紀に最大の課題になる」と指摘した。ファンド設立については、次世代の有望なロボット技術を、商業化するために貢献するのが目的と説明している。今回のロボバレーファンドの運営には、170以上にもおよび様々な分野のロボット研究機関と企業が協力する。特に、ロボット開発の分野で国際的な名声を得ている、デルフト工科大学の研究者とリソースが投入される予定だ。