米飲食店がAIロボット&顔認証など非接触テックを積極導入...新型コロナウィルス対策

ロボティア編集部
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Photo by caliburger HP

米レストラン事業者カリグループ(Cali Group)、新型コロナウィルスの拡散および、職員・顧客の感染を防ぐため、料理をつくるロボットなど先端テクノロジーの導入を積極的に推進すると発表した。ロボットメーカーMiso Roboticsのキッチン自動化機器をはじめ、出入り口のスクリーニングシステム、非接触注文&支払いシステムなどを導入する計画だ。

米カリフォルニア州をはじめ複数の州では、ウィルス拡散防止のため“不急不要”な事業部門の閉鎖を命じている。レストランの場合、持ち帰りサービスが例外的に認められているが、事業全体としては多大な悪影響を被っている。そんななか、カリバーガーなどを運営するカリグループのJohn Miller会長は、グループ全体に新しい技術導入に拍車をかけ、危機を乗り越えていくとしている。

カリグループはまず、Miso Roboticsの調理用ロボット「Flippy」を追加導入する構えだ。Flippyはマシンラーニングをベースにした制御用ソフトウェアを活用し調理を行う。同社Buck Jordan代表は、パンデミックの状況下でレストランの安全を守るためには、人間の関与を最小化するのが良いとし、今後、第三四半期中に米代表ブランドと協力してロボット導入を推進していくと見通しを語っている。

またカリー•グループは、カメラと熱画像センサーを搭載したアンドロイド装置を売場に設置し、利用客の体温も検査する。加えて、支払いの際には自社内で開発した顔認識ベースの支払いシステム「ポップID」を導入する。クレジットカードや現金を使う必要がなく、専用アプリを使えばタッチスクリーンに触れず非接触で決済を済ますことができる。カリグループは、同システムを自社の売り場だけでなく他の小売店やオフィスにも普及していく計画だ。

Miller会長は、マシンビジョンのようなテクノロジーを導入すれば、新型コロナウィルスそのもののデータのみならず、ホットスポットに関するデータも収集できるとし、自動化を促すことで生産性を高め、人手不足にも積極的に対処したいとしている。